キャッチャー必見!!これを知ればキャッチャーの楽しさがわかる!!~②配球(リード)編~
こんにちは!KenChiです!
今日は第2回目の配球(リード)編となります。
第2回はボリュームがすごくなりそうなので、3部に分けさせていただきます。
配球とリードの違いは!?
◇配球・・・机上の組み立て(スコアブックや投球チャートなど)
◇リード・・・その配球をもとにサインを出す
大まかに説明するとこのような感じです!
実際のところ、僕はリードの結果が配球だとばかり思っていました。
「過去のデータやスコアブックをもとにキャッチャーがリードする。」というイメージでしょうか?
でも、キャッチャー歴20年の僕から言わせてもらうと、結局のところ「結果論」なんです!!
※あくまで僕の考えなので、参考までに、、、
なぜ結果論に至ったのかというと、「抑えれば良いリード」と言われ「打たれれば悪いリード」と言われるから!に行きつくのです。
基礎知識編で、「ピッチャーとキャッチャーで作り上げていくもの」や「信頼関係」など少しお話させていただきました。
もちろんサインを出すその瞬間まで打ち取るために最善のサインと思って出すけど、
「サインと違うところにくる」→「打たれる」→「怒られる」というのはキャッチャー経験者なら誰もが通る道のはず!!僕だけじゃないはずですよね!!
少し逸れましたが、何が言いたいかというと10人キャッチャーがいれば10通りのリードがあるということ。
リードに正解はありません。
突き詰めれば突き詰めるほど沼のようにハマっていきます!
それだけ奥が深いものなんです!
まず、リードするにあたり1番差が出るのが圧倒的に情報量だと思います。
ピッチャーの特徴は大前提ですが、相手バッターの特徴も頭に入れてサインを出さなければいけません。
その中でも僕が特に気を付けて見1番た点は3点あります!
- 見送り方(直球と変化球で反応がどう違うかなど)
- 打席での立ち位置や構えに変化がないか(じっくり見ないとわからないようなところ)
- 球種ごとにファールがどう飛んだか(どんなボールを狙っているか大体わかる
◇見送り方◇
- タイミングが合っていて、打てるけど見送るもしくは見送ってしまった
- タイミングが合っていないけど、振る気で見送る
- タイミングも合ってなく、振る気もない
大体このパターンに分かれると思います。
1のバッターは、けっこう表情に出ます!「あー、めっちゃ甘かった!!」みたいな顔をします。(僕もけっこうしちゃいます)
中には、「うんうん」とうなずいているバッターもいます。
※投球ごとにバッターをしっかり観察してみるといろいろな発見があるので、そこからリードにつながることもあるので頭の先から足の先までくまなく見渡してやりましょう!!
例えば、0-3からストライクを取りにいったときにしっかりタイミングをとって見送るバッターは次の球には細心の注意を払わなければなりません。ここで、仮にストライクで1-3になったとしてもバッター有利なので、自分のタイミングで見送れるということはタイミングが合っているか次の球を狙う準備ができているということ。
次に2のバッターの特徴としては投げたボールに対してタイミングの合う合わない関係なしに踏み込んでくること。イメージとしては「タイミングさえ合ってたら打ってたで!」みたいな感じです!
この2のタイプのバッターも、1と同様に注意が必要です。タイミングさえ合えば振ってくるわけですから不用意な1球は投げれないですよね?
ブラフかもしれませんが、注意してサインを出しましょう!
最後に3のバッターは、まったく予想していないボールが来た時に起きやすい気がします。
例えば、インコースいっぱいのストレートが来た時やボールと思って見送ったけどストライクとコールされたとき(これやるとめっちゃ怒られるからやめたほうがいい)。
このようなバッターは、どんどん攻めていきましょう!
自信がないからフォアボールで出塁したがるので、無駄なボールを投げさせずにどんどん勝負しましょう!!
また、リードは状況によってもかなり変わってくるので、常にグランドの雰囲気や流れを観察しておきましょう!1打席目なのか3打席目なのかでも変わってきますし、ヒットを打っているかいないのかでも変わってきます。
状態の良いバッターは、積極的に振ってくるし、逆に状態のあまりよくないバッターは消極的になりがちです。
なので、守備につく前に「何番から始まるのか」、「前の打席はどのボールを打ったのか」、「どういう結果だったのか」を確認しましょう!
こういう情報があるのとないのでは、攻め方が全く変わってくるので常に情報を入れる癖をつけておきましょう。
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まとめ
今回は配球(リード)編の見送り方について解説していきました!
キャッチャーというのは、情報量が多くてパンクしそうになることもしばしば、、、
サイン出すのが、怖くて出せなくなることもありました。
こういう経験をしてキャッチャーとして成長していくと思います。
その反面、自分の読みがハマったときはめっちゃうれしいので、僕の発信している情報が少しでも皆さんのもとに届けばうれしいです!
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キャッチャー必見!!これを知ればキャッチャーの楽しさがわかる!!~①捕球編~
こんにちは!KenChiです!
前回に基礎知識に引き続き、今回はキャッチャーの各動作について詳しく解説していこうと思います。
第1回目は「捕球編」ということで、基礎知識のところでも少し触れました!
試合やブルペンなど、捕球する場面というのはキャッチャーをしていればかなり多いですよね!実際、僕もポロポロ落としてめちゃめちゃ怒られた記憶があります。。。泣
でもキャッチャーがポロポロ落としたりしていると、ピッチャーからすると不安になりますよね?
ちゃんと自分が投げた球とってくれるかな?とか、決め球で投げた球を後ろに逸らしたりしないだろうか?などなど
キャッチャーは捕って当たり前と思われるポジション(僕が勝手にそう思ってます)なので、ポロポロしてしまうことで信用を失うことになってしまいます。
そうならないためにもポイントを押さえて上達していきましょう!!
捕球すること、すなわちキャッチングの上達にも繋がりますので合わせて読んでいただくとより上達への近道になります!!
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ポイントは大きく分けて3つあります!
①「目線」
②「腕」
③「構え」
キャッチャーをされた方のほとんどが「わかる!わかる!」と言うぐらい知っていることだと思います。
①「絶対に目線は下から!!」
なぜ下から見るのが良いのか?というところですが、下からボールを見ることで「ピッチャーの球が見やすくなりキャッチングしやすくなる」ことが挙げられます。
特に、「下からボールを見る」ことで、体の近くでボールを捕れるようになることです。体の近くで捕るようになると、「ブロッキング(低投)」、「セカンド送球」、「キャッチング」といったようにすべての動きに通じる超重要なことですので、ぜひこの記事を見た方は、すぐにでも実践してほしいです!!
その反面、上からボールを見てしまうと、キャッチャーミットと目線が遠くなり捕球の確実性に欠けてしまいます。また、上からボールを取りに行く格好になってしまうので低めの球を捕る時に、キャッチャーミットが下がってしまいストライクをボールと取られてしまうこともあります。
※審判から見にくいので余計ボールのジャッジをされてしまう
しかも、ピッチャーからするとミットが流れるように見えるのですーーごくストレスに感じてしまうと思います。ちゃんとキャッチングしていないと思われると信用関係もクソもないですよね??
しっかりと受けてくれないキャッチャーに対して、決め球の変化球がしっかりと決まるのか?
そもそも出したサインに納得してうなずいてくれるのか?
あえてネガティブなことばかり挙げましたが、リアルな気持ちだと思います。
せっかくピッチャーが低めに良い球を投げてきても、ボールのジャッジをされてしまうとガクッとなりますよね?
審判も人間なので、次に同じようなボールがきてもボールとジャッジされる可能性が増えてしまいます。
ちょっとしたことですが、意識するだけでもすごく変わるのでこの記事を見た次の日から実践してください!!
ブルペンなんかは、最高の練習の場所だと思って意識して実践しましょう!
②「腕」
捕球時の「腕」の使い方のコツは、伸ばさないこと!!体の近くで捕ること!!
なぜ腕を伸ばさないのか?
良い球が来た時に腕を伸ばしてバチーンと捕りたくなりますが、そこを我慢して体の近くで捕球する。(僕も高校の時は、めちゃめちゃ腕伸ばして捕ってました)
しかし、大学のピッチャーの球を受けるときに速い球に対応できなかったのです。
腕をピンと伸ばした状態で捕りに行こうとするから柔軟に対応できなくてあたふたした記憶があります。(先輩の球を受けるときはかなり緊張しました。。。)
実際、プロ野球を見ていても、ピッチャーの球を腕を伸ばして捕っているキャッチャーは見ないですよね?
より速いストレートや鋭く曲がる変化球に対応するには、腕にゆとりをもたせて柔軟にミットを扱うことが大事です!
③「構え」
3つ目が、「構え」ですが、これも目線に通じるところがあるのですが、一番ダメな例が上体と地面が垂直になってしまうこと。
上体が垂直になってしまうと何がいけないのか? ※ここで「目線」が出てきます!
背中がピンとなっているので、常に上からボールを見ることになってしまいます。また、目線がミットと離れるので捕球時にミットが下がる原因にもつながります。
~まとめ~
今回は、捕球編ということでキャッチングのことや捕球に関してまとめていきました!
1つ覚えて帰るとしたら「目線は下から」と覚えていただければ、明日から実践していただけます!!
最初は誰もができないものです。できるようになるまで続けてやっとできるようになります。結果が出るまで努力をやり続けること!結果が出ないということはまだ途中。1日の練習の中で漠然と過ごすのもよし、意識をしっかりと持って取り組むのもよし。1日を無駄にしないように過ごしましょう!!
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キャッチャーでどうすればいいか悩んでいる球児へ!!まずキャッチャーの基礎知識を学ぼう!
こんにちは!KenChiです!
今回は、キャッチャーの悩み解決の前に基礎知識を学んでいきましょう!!
- 「キャッチャーを始めたけど、いまいち楽しくない。。。」
- 「キャッチャーって、暑いし痛いし怒られるし、なんも面白くない!!」
- 「キャッチャーって、サイン覚えたり指示出したりせなあかんからやること多くて大変!!」
上がればキリがないぐらいキャッチャーに対して、良いイメージを持たれてる人は少ないと思います。 ( 実際に僕が現役の時は思っていました、、、笑 )
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まずは、キャッチャーの大まかな役割を説明していきます。
まず一番に浮かぶのがこれではないでしょうか?
キャッチャーとしての大前提である「捕球」。
これと同様に最近話題になっている「フレーミング技術」です。
フレーミング技術というのは、際どいコースの球をストライクに見せる技術のことで、決してミットをオーバーに動かしてストライクに見せる技術ではないと僕は思っています。まずはしっかりと受けてあげることを意識するとピッチャーからの信用も得られるのでいいと思います。
キャッチャーをする上で、いっっっっちばん怒られたし悩んだといっても過言ではないのが、このリードです。試合でピッチャーが投げる球に対してすべてキャッチャーがサインを出しています。1球たりとも無駄な配球はありません。リードは、ピッチャーとの共同作業で作り上げるものだと僕は思っています。何巡目の打席か、カウントはどうなのか、投げた球に対しての反応はどうなのかというのも加味したうえでサインを出していきます。
勝負所で一発でサインが決まり、打ち取ったときはキャッチャー冥利につきますね!
キャッチャーは1人だけグランド全体を見渡すことができます。そのため、「扇の要」や「第二の監督」とも言われます。
攻め方によって、的確な判断を行いポジションを指示しなければなりません。
キャッチャーの一番の見せ場といっても過言ではないセカンド送球。
ランナーの盗塁に対しての送球ですので、当然素早い動きと的確なスローイングが必要になります。この一瞬のプレーで流れがガラッと変わることも少なくないので、キャッチャーとして重要な能力であることは間違いありません!
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キャッチャーをする人のイメージというと、「ガタイのいい人」や「どっしりとした人」のイメージがあると思います。しかし、僕はどちらにも当てはまらずただ肩が強いという理由でキャッチャーを始めることになりました。
性格面でいうと、「リーダーシップがとれる」、「自分の意見をはっきりと言える」、「場を盛り上げる明るさ」。パッと思い浮かぶのはこの3つぐらいでしょうか?
ただ、「キャッチャーをやりたい!」の気持ちに勝るものはないと思っているので、深刻に考えることもないと思います。人というのは不思議なもので、自分がリーダーシップをとらないといけなくなると、変わっていくものです。適性がないからといって諦めずやってみることをお勧めします!!
今回はキャッチャーの基礎知識を中心に説明していきました!
それぞれの能力について、深く掘り下げていきながら質問や悩みに答えていきたいと思います。
キャッチャーだけでなく、いろんな野球の知識を掘り下げていきたいと思います!
野球の知識は知っていて損は絶対にしません!自分の可能性を広げるためにももっと貪欲に追求していきましょう!!